三州資材工業/一貫生産体制さらに推進/工場新設や設備導入図る

 産業資材向け織物製造の三州資材工業(愛知県西尾市)は、工場の新設や新たな設備の導入を図り、自社での一貫生産体制をさらに進める。これまでのサイジング、織り、加工といった生産工程に新たに編みと縫製を加え、ワンストップ機能を高めていく。

 産地の生産スペースや市場規模の縮小に対応することに加え、分業体制で発生するさまざまなコストを削減するのが狙い。「これからは繊維に関することは全て自社でやる」(加藤哲会長)という方針を打ち立てている。

 本社近くにある約3300平方メートルの土地を既に購入しており、近く新工場の着工に入る。新工場は1階建てで、サイジング機をメインで設置し、空いたスペースに織機を配置する予定。

 さらに、7月には編み機を1台導入したほか、現在、倉庫として活用している廃業した企業の敷地に、縫製工場を作る計画もある。工場の新設に備えて、この1年ほどで従業員は2倍の70人に達し、人材の若返りも図り、織機の台数も増やした。

 同社はカーシート地の補強材やサイドエアバッグに使われる織物、研磨用基布など主に自動車関連の資材を製造する。1998年に加工部門、2008年にサイジング部門を創設。15年には第2工場も建設し、一貫生産体制の構築や生産性の向上を進めてきた。

 18年5月期の業績は増収増益だった。受注量の拡大に加え、蒲郡市にある同業社の営業権を譲り受けたことが奏功した。