艶金化学繊維/広がるロボットスーツ/塗装以外にも引き合い

 丸編み地染色加工の艶金化学繊維(岐阜県大垣市)がロボットスーツの自主販売を拡大している。 2018年度上半期(1~6月)は前期比10%増収で、「問い合わせも増えている。主力である自動車の塗装ロボット向けだけでなく、裾野が広がっている」(墨勇志社長)。今期は1億円強(前期は約9千万円)の売り上げを目標に掲げたが、計画を上回る可能性も出てきた。

 ロボットスーツは産業用ロボットを塗料ミスト、切削粉、水分、油分、熱等から保護し、トラブルの軽減や、清掃時間の短縮などのメンテナンスを軽減する丸編み地製品。

 当初は自動車の塗装ロボットのアーム部分などを覆うタイプだけだったが、金属部品の切削用に撥水(はっすい)・撥油(はつゆ)加工を施したクーラント対応品や、メタ系アラミド繊維を使い熱間鍛造に使用できる耐熱対応品など品種も拡充してきた。

 昨今、問い合わせが増えているのは小型タイプも含めて各産業でロボット化が進んでいることも大きい。さらに今年1月ホームページをリニューアルした効果もある。「今まで知らなかった企業からホームページを通じた問い合わせも増えている」と言う。

 ただ、産業ごとにロボットスーツに求められる機能が異なるため、糸使いから編み立て、加工、さらに縫製も含めてニーズに応じた開発を進める。