トーア紡マテリアル/車両内装材 収益改善へ/営業利益2.3倍めざす

 トーア紡マテリアルは今期、主力の国内の自動車内装材販売事業の収益改善に取り組む。2018年12月期は売上高70億円(前期比2・1%増)、営業利益2億円(前期比2・3倍)を目指す。前期中に国内で量販車種向け内装材の生産量が、車両のモデルチェンジで減少し、製造コストが上がっていた。

 今期は新たな内装材の販売先を開拓すると同時に、三重県の四日市工場の効率化を図るための設備の改修を行う。一方、中国の内装材販売は日系車種向けで好調。今期は工場で1ラインを新設、生産力を20~30%増強し攻勢をかける。

 カーペット分野は、五輪に向けた宿泊施設での需要増をターゲットに提案を強める。新たに入れた柄出しの機械や連続染色機を活用して新商品を提案し、業績につなげる。

 不織布分野も五輪需要が追い風となる。宿泊施設のベッド用途で伸ばす。課題は前期不振だった土木資材向けの立て直し。今期は土木用に新たに開発した機能付きの商材を投入し需要を掘り起こす。

 ポリプロファイバー部門は東京五輪がマイナス要因となる。オリンピック開催時期に東京圏の主要な展示会場が使えなくなり、定期的な展示会やイベントでのポリプロピレンファインバーを使用したカーペット需要が減るためだ。そうした需要減は19年度となるが、今期からそれをカバーするために、衣料分野への市場開拓を始める。