江洲産業/産資用織物の試織増加/レピア織機更新が奏功

 江洲産業(滋賀県長浜市)は、産業資材用織物の試織が増えている。今年6月にイテマウィービング製レピア織機「R9500」(2・6メートル幅)4台を導入。老朽化した国産レピア織機と入れ替えた。

 「高性能繊維などあらゆる原糸の織布が可能になるようにフル装備にした。R9500導入をアナウンスしていたことも奏功し、本生産ができないほど試織が増加している。この先が楽しみ」と井上昌洋社長は手応えを示す。

 今後も年1台は織機更新または増強を検討する考えで「江州産業に依頼すれば何でもできると言われるようにしたい」と強調。新規顧客や新用途の開拓に意欲を示した。

 同社は産業資材用織物の織布と加工、不織布の加工を手掛ける。不織布も「問い合わせ、開発依頼が増えている」と言う。

 不織布は加工の約半分を占める。広幅テンター(3・1メートル幅)にディッピング、グラビアコーティング、ナイフコーティングという3タイプの加工機が付き、抗菌・防カビ・撥水(はっすい)、難燃などのさまざまな後加工を行う。織機だけでなく、加工機の設備更新も検討中。また、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」の認証取得も進めており、今後も生産基盤の強化にも取り組む。

 同社は今年6月に東京ビッグサイトで開催されたアジア不織布産業総合展示会・会議「ANEX2018」にも出展した。特に広幅テンターを有する点が評価され「各種加工試験の依頼が入った。加工メーカーとして、認知度の向上に結び付いた」とみる。