旭化成アドバンス/セージとの連携に意欲/エアバッグ包材の中国生産開始

旭化成アドバンスは2018年度上半期(4~9月)、増収大幅営業増益を達成しており、下半期も上半期の勢いを持続できるとみている。旭化成が買収した米セージ・オートモーティブ・インテリアとの連携を模索するとともに、エアバッグ包材の中国生産に着手するなど繊維資材事業の拡大に取り組む。

旭化成アドバンスは上半期決算で8・4%の増収、29・7%の営業増益を達成している。繊維事業では、パンストなどの足回り向けで苦戦を強いられたものの、ダウンウエア向けの高密度織物「インパクト」、婦人重衣料向けの「ベンベルグ」裏地、インナー・肌着向け丸編みの販売好調が好業績をけん引した。

下半期に向けては、「暖冬による悪影響を考慮せざるを得ない」(西澤明専務執行役員繊維本部長)としているものの、上半期並みの業績確保を目指す。

中でも、繊維資材事業の拡大に意欲を示し、旭化成が買収した米セージとの連携に乗り出していきたいと考えている。

ベッドマットやゴルフ場で使われる電動カートのクッション材に使われる3次元立体ニット「フュージョン」をセージ社の販路経由で拡販できないかを検討。カーシート地での取り組みにも意欲を示す。

エアバッグ包材向けに販売するスパンボンドでも新しい取り組みに着手。これまでは旭化成アドバンスタイランドに専用のカッター、ミシンを導入し生産してきたが近々、中国の杭州旭化成紡織に設備を導入し、エアバッグ包材の生産を立ち上げる。

衣料繊維事業では、原材料費や染料、物流費の高騰に懸念を強めているものの、販売面では「上半期の基調を維持できる」との手応えを示す。

国内外の婦人服向けが好調なベンベルグで下半期も拡販を計画するほか、あまり入り込めていなかったウール複合狙いの開発・販促を重視する。スポーツでは、耐摩耗性を引き上げたポリエステルニット「アルティッシモ」でアウトドアやジャケット・パンツ、シャツ用途の開拓に取り組む。

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