オーミケンシの上海法人/機能レーヨン内販が堅調/18年は増収増益へ

 オーミケンシの上海法人、近絹〈上海〉商貿は、2018年(1~12月)業績が前年に比べ増収増益になると見込む。フェースマスク向けの機能レーヨンの中国内販が貢献する。内販を引き続き拡大するため、来年は新規商材や用途開拓に取り組む。

 内販では、日本から輸入した機能レーヨンわた奏功を中国の協力工場で不織布や糸、生地などに加工し、フェースマスクとアパレル向けに販売している。

 メイン商材の備長炭成分を練り込んだ「紀州備長炭繊維」は、16年に高級フェースマスク市場の落ち込みの影響を受けいったんは苦戦したが、17年に盛り返し、「今年は好調を維持した」(荒川直樹総経理)。17年に新規投入した椿油を練り込んだ「紅椿」は伸び悩んだ。

 一方アパレル向けは、16年12月に新設した青島分公司へ営業機能を移管し、インナーウエアブランドを主要ターゲットに糸の売り込みを図っている。その成果が徐々に表れ、今年は大手ブランドに紅椿が採用されるなど奏功している。

 来年は、フェースマスク向けでは紀州備長炭繊維以外のヒット商品を生み出すことに力を入れる。「新製品の0・45デシテックスの極細タイプが有望」と荒川総経理は言う。

 アパレル向けは、現状の肌着用途以外への展開を目指し、商談を増やすことなどで機能レーヨンの認知度を高めていく。