スイス・テクステスト/防護服で新試験法/耐水圧機応用で迅速化

テクステストの耐水圧試験機(左)

 スイスの測定機器メーカー、テクステストはこのほど、防護服向けバリア性試験の新方式を発表した。日本産業規格(JIS)に対応しており、同社の耐水圧試験を応用することで迅速な試験を実現した。

 同社はスポーツウエア向け試験機で豊富な実績を持つ。これを生かして新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で供給が不足している防護服の品質管理項目「JIS T8060:防護服材料の血液及び体液に対する耐浸透性の求め方―人工血液を用いる試験方法」「JIS T8061:防護服材料の血液媒介性病原体に対する耐浸透性の求め方―Phi―Xバアクテリオファージを用いる試験方法」を同社の耐水圧試験機を用いて検査する方法を発表した。

 耐水圧試験機にオプションの「浸透テストセル」を用いることでJISが定めた試験を実施することができる。試料に対する試験液の加圧時間、圧力レベル、加圧順など複雑な手順も標準装備する「プログラム法」によって自動化し、試験の効率化や迅速化を実現した。防護服の試験需要増加で、既に新方式での試験が各国で増加している。

 防護服以外にも医療用・一般用マスク向けに国際規格「EN ISO14683」「ASTM F2100」に準拠した「呼抵抗値」を簡便に測定できる各種通気性試験機も販売する。こちらも高品質なマスクを製造・販売・試験する企業で採用された。

 なお、テクステストの日本の総販売代理店は織機用リード製造大手の高山リード(金沢市)。