20年1~4月中国産業用紡織品/工業増加値33・8%の伸び/不織布企業の利益大幅増

 中国国家統計局によると、2020年1~4月の産業用繊維製品の工業増加値の伸びは33.8%で、前年同期比26.1ポイント、前期比22.3ポイントそれぞれ上昇した。また一定規模以上の企業の営業収入は752.11億元(前年同期比3.66%増)、利益総額70.16億元(同116.71%増)、営業利益率9.33%(4.87ポイント増)だった。

 そのうち一定規模以上の不織布企業の生産量は2.34%増、営業収入19.30%増、利益総額254.62%増、営業利潤率は13.22%(8.77ポイント増)だった。

 フィルター、医療、交通、防護用途など産業用繊維製品企業の営業収入と利益総額はそれぞれ2.48%、31.01%増加。営業利益率は7.12%(1.55ポイント増)だった。

 一方、ロープ、テープ・タイヤコード布、船帆等の分野の営業収入はそれぞれ5.84%、22.03%、17.62%減、利益総額はそれぞれ2.74%、52.40%、21.03%減少し、新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けた。

 中国海関統計によると、2020年1-4月の産業用繊維製品の輸出は合わせて172.57億ドルで、前年同期に比べ79.62%と大きく増加した。輸入は合計32.32億ドルで、同51.09%増加した。

 主要輸出製品中、マスク、医療用防護服の輸出額はそれぞれ前期比986.36%、565.6%増と大幅に増加。不織布、オムツ・ナプキン、産業用ガラス繊維製品の輸出額はそれぞれ前年同期比3.32%、1.58%、3.98%増加。一方、産業用コーティング布、帆、パッキング、タイヤコード布の輸出額はそれぞれ13.01%、20.12%、24.05%、16.68%減少した。

 輸入額はマスク8.61億ドル、医療用防護服2.74億ドル。不織布3.5億ドルで同26.46%増加した。

 マスク、防護服、消毒用ウエットタオルとその主要原料は産業用繊維製品含まれる。新型コロナウィルス感染拡大による影響を受け、世界中で需要が急増、中国でメルトブロー不織布の生産能力が急拡大した。

 マスク、防護服、消毒用ウェットタオルの生産、販売は大幅に伸び、企業の経済状況は大きく改善、産業用繊維製品業界全体の急成長につながった。現在、世界の感染対策物資への需要のピークはすでに過ぎ、感染対策物資関連で業界はすでに大幅な調整が必要な段階にあるとしている。