茶久染色/RFID活用特殊繊維を強化/医療ガーゼ向けに開発

ガーゼ上部に縫い付けてあるのが「フルフィーロ」

 染色整理加工の茶久染色(愛知県一宮市)はRFID(無線通信による商品の個別管理システム)を活用した特殊繊維「フルフィーロ」に力を入れる。

 RFIDインレイ(アンテナ付ICチップ)を入れた繊維「フルフィーロ」は、病院の外科手術などで使われるガーゼ向けに開発したもの。ひも状のポリエステル糸の中にRFIDインレイを編み込んだ。

 太さは2㍉、長さは12㌢ほど。ガーゼに縫い付けることで、読み取り機で簡単に確認ができる。そのため患者の体内にガーゼが残ってしまう医療事故の防止に加え、大変な手間がかかる術前と術後のガーゼの枚数の確認も容易に行える。

 繊維自体が柔らかくガーゼに付けても体内を傷付ける心配はない上に、既存のRFIDインレイよりも価格を抑えた。ガーゼに縫い付けた場合、四つ折りでパッケージに入れやすくするため、通常よりも短くしたインレイを採用。電波が飛ぶ性能や安定性についても問題はない。