芦森工業/20年3月期は営業、経常減益/自動車部品は営業赤字に

 芦森工業の2020年3月期連結決算は売上高582億円(前期比4.4%減)、営業利益5億9900万円(73.2%減)、経常利益6億5200万円(71.9%減)、純利益20億円(64・3%増)となった。自動車安全部品事業で受注車種の販売低迷や人件費の上昇などにより収益率が低下したため、営業、経常利益で減益となった。一方、大阪工場の一部土地売却益を特別利益に計上したため、純利益は増えた。

 シートベルト、エアバッグ、内装品からなる自動車安全部品事業は売上高392億円(7.1%減)で、営業損益は13億円の赤字(前期は6億3900万円の黒字)に転落した。シートベルトは国内や中国・メキシコ子会社が新規車種の立ち上がりで若干増収も商品構成変化により採算が大幅に悪化した。エアバッグは国内のほか、タイ、中国、インド、韓国の子会社で受注車種の販売低迷、海外人件費の上昇で売り上げ、利益とも低迷。内装品も同様で、新商品の製造コスト上昇で採算が悪化した。

 一方、下水道などの管路を捕集するパルテム(パイプライン・オートマティック・ライニング・システム)、消防ホース、タイミングベルトなどの機能製品事業が売上高189億円(1.6%増)、営業利益32億円(11.4%増)の好業績。パルテムは下水道向けが好調に推移。災害対策用大口径ホースや排水ホース、防災関連資材も伸びた。産業資材はトラック物流省力化分野と建築資材が好調だった。