化学繊維ミル消費量/2019年度は前年比6.7%減/14年以来の90万㌧割れ

 日本化学繊維協会がまとめた2019年度(19年4月~20年3月)の化学繊維ミル消費量調査によると、19年度は化繊生産、輸出に加え、輸入も減少に転じたため、ミル消費量は前年比6.7%減の88.9万㌧と14年以来の90万㌧割れとなり、12年以来、7年振りの減少となった。家庭・インテリア用は09年以来、産業資材用は2年連続の減少。衣料用は6年連続で減少となった。

 国産品は7.6%減の43.9万㌧で9年連続の減少。輸入品は5.8%減の45.0万㌧だった。

 用途別にみると、衣料用は9.0%減の16.1万㌧、家庭・インテリア用は6.8%減の45.1万㌧、産業資材用は5.3%減の27.8万㌧。非衣料比率は82%と3年連続で変わらなかった。なお、調査開始の00年度に比べると衣料用は34%から18%に減ったが、家庭・インテリア用は40%から50%に、産業資材用は26%から31%に増えた。

 国産品の衣料用比率は00年度に比べると33%から17%に下落。逆に家庭・インテリア用は40%から48%に、産業資材用は27%から35%に上昇した。輸入品は衣料用が38%から19%に下落。家庭・インテリア用は43%から53%に、産業資材用は19%から28%に上昇した。

 長繊維不織布のミル消費量は前年比7.8%減の23.2万㌧で、輸入比率は3.5ポイント上昇し67.8%だった。

 なお、国産品に占める不織布向けミル消費(合繊長繊維不織布+不織布向け化合繊短繊維)は23.1万㌧と前年比5.7%減。国産品全体の48%を占めており、同協会では「不織布の動向を把握することが川中の動きを見る上で重要」と指摘している。