東レ/UAM用炭素繊維複合材料の拡大/独リリウム社と供給契約締結

 東レはこのほど、ドイツのリリウムが開発中のUAM(アーバン・エア・モビリティ)「リリウム・ジェット」に使用する炭素繊維複合材料の供給契約を締結しました。

 UAMは都市部の交通が抱える渋滞・騒音・大気汚染といった課題の解決に繋がる新交通システムとして期待されており、現在、各国がUAMの商業運航開始に向け、機体や運航システムの開発、法制度の整備を進める。UAMは「空飛ぶ車」とも呼ばれ、垂直離着陸が可能な小型電動機を主流に開発中で、リリウムはUAM開発のトップランナーの1社で、機体製造と輸送サービスの開発・事業を展開する。

 東レはUAMメーカーとの協業を深化させながら、機体の高性能化・省エネルギー化・低コスト化に向けた革新的な複合材料の開発に取り組むが、今回のリリウム社への供給はその一環。

 リリウム・ジェットは300kmを60分以内に飛行する5人乗りの垂直離着陸型。胴体、主翼、動翼などに炭素繊維複合材料が使用され、リリウムは2025年の商業運航開始を見込んでいる。