独・フロイデンベルグ/英・ロー&ボナーを子会社化/複合SB「コルバック」傘下に

 不織布メーカー大手のドイツ・フロイデンベルグは5月12日に複合紡糸スパンボンド不織布(SB)「コルバック」などを生産・販売する、英国の高機能繊維メーカー、ロー&ボナーPLCの全株式を取得し、子会社化した。

 フロイデンベルグは2019年9月にロー&ボナーPLCの買収を発表。2020年4月17日に欧州委員会が合併を承認した。全株式の取得に伴い、ロー&ボナーPLCは5月13日付でロンドン証券取引所から上場廃止。SBなど不織布事業を担う、フロイデンベルグ・パフォーマンス・マテリアルズのビジネス・グループに統合した。

 今回の買収について、フロイデンベルクグループのモーセン・ソヒCEOは「ロー&ボナーPLCの革新技術を導入し、技術力をさらに高め、パフォーマンス・マテリアルズの関連事業を強化する」と述べた。

 また、フロイデンベルク・パフォーマンス・マテリアルズのフランク・ハイスリッツCEOも「フロイデンベルクはSBのパイオニアとして、1968年以来、ワンステップの製造プロセスによるSBを供給してきた。一方、ロー&ボナーPLCの2段階の生産プロセスによるSBが傘下に入ったことで、より柔軟に顧客仕様に合わせたSBを提案することができる」と期待感を示した。

 ロー&ボナーPLCは複合SB「コルバック」や3次元繊維構造体「エンカ」などを製造販売する。コルバックは芯にポリエステル、鞘にナイロンまたはポリプロピレンなどからなる複合紡糸SB。優れた寸法安定性などが特徴で、カーペットの1次基布を主力とする。一方、フロイデンベルググループのポリエステルSBもカーペット一次基布を主力用途。