東レ/FPSO、FSO向けで補修補強技術/三井海洋開発と共同開発

FPSOイメージ(三井海洋開発)

 東レはこのほど、三井海洋開発が設計・建造し、その後のオペレーション&メンテナンス(運転・保守点検)サービスを提供する浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)、浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備(FSO)向けに、炭素繊維複合材料(CFRP)を用いた補修技術を共同で開発した。腐食による減厚部への標準的補修法として、アメリカ船級協会(ABS)の承認を取得した。

 FPSO/FSOの保守は洋上で石油・ガスの生産を継続しながら行う。鋼材での補修しか認められていないため、資機材の搬入が容易で火気工事を伴わない工法の開発が求められていた。

 東レはCFRPの狭小作業現場で施工可能な真空成型方法の特許を有しており、この技術をFPSO/FSO補修への適用を三井海洋開発社と共同で検討していた。

 共同開発した補修技術は、高強度・高弾性率の炭素繊維の特殊クロスを使用。鋼材を用いた補修法と比べ、資機材の搬入が容易で、少人数・短期間での施工が可能となる。また火気工事を伴わないため、補修工事が油・ガス生産に与える影響の最小化も期待できるとしている。