服部猛/不織布製品加工に着手/下半期不透明で通期は横ばい

 産業資材用繊維、不織布の専門商社、服部猛(名古屋市中区)は2021年11月期、不織布の製品OEM加工の着手、小松島工場(徳島県小松島市)での新商品開発、インドネシア子会社、ハットリ・インドネシアの改善などに取り組み、前期並みの業績を目指す。

 今期は「上半期一杯、不織布が引き続き堅調に推移する。自動車資材向けも昨夏以降、回復基調にあるが、下半期は不透明」(小島弘敬社長)とする。

 その中で不織布については原反販売だけでなく、経編み地製造を行う小松島工場を活用した雑貨向けの不織布の製品OEM加工にも着手。また、多品種小ロットが特徴の同工場では資材向けの新商品開発にも取り組む。

 織布・編み立て(丸編み地)・縫製を行うインドネシア子会社は対日輸出が主力だが、新型コロナウイルス禍で需要が落ち込んでいることから、本体と連携しながら稼働率の向上を図る。

 前11月期業績は売上高がほぼ横ばいながら、利益は2けた%増を達成した。マスクや防護服向けなど不織布の拡大がけん引した。円高により輸入コストが下がったことも寄与した。一方で、インドネシア子会社などが手掛ける織物は苦戦。編み物も貼付基布向け丸編み地など一部を除いて低調だった。