ハリガイ工業/ゴムと炭素繊維の複合シート/スポーツや自動車用途に向け

 ゴム製品を製造・販売するハリガイ工業(茨城県常総市)は、ゴムと炭素繊維織物の複合シートの販売を始めた。両素材の組み合わせは難しいとされるが、独自技術で強固な接着を実現した。耐衝撃性と屈曲性などを兼ね備えており、スポーツ・レジャー関連や自動車用途などへ提案する。
炭素繊維織物をゴムで挟んだシートは「CFR」(カーボンファイバーラバー)と名付けた。同社によると、炭素繊維は中小企業庁の「ものづくり高度化法」で難接合材料の一つに定められ織、炭素繊維織物に特殊加工を施すことで問題点を克服した。

 比重は鉄の5分の1程度と軽く、引っ張り強度は鉄の10倍という。耐衝撃性に優れているほか、ゴムならではの柔軟性(屈曲性)も特徴だ。靴を中心とするスポーツ・レジャー用途で注目されているほか、自動車関連や土木・建設、補強材分野などへの浸透を狙う。

 プレス方式で生産していたため、これまでは大きいもので40㌢角シートに限られていた。カレンダー方式に切り替えることで反物(1㍍幅・50㍍)の生産も可能になった。反物に特殊加工を施す装置も独自に作った。反物は協力工場で生産し、今年の春には販売を始める。

 価格は40㌢四方のシートで6500円。「反物が完成すれば半分程度に抑えられる」としている。