20年の不織布生産量/辛うじて30万㌧台を維持/生活・医療・衛生向けが伸長

 

 経済産業省の生産動態統計によると、2020年の不織布生産量は前年同期比6.2%減の30万615㌧と辛うじて30万㌧台を確保する形となった。

 製法別ではサーマルボンド(1.8%増)を除き前年実績を割り込んだ。とくにニードルパンチは自動車生産台数の落ち込み、展示会や催事の減少によるカーペット用の苦戦が響き、16.6%減と唯一、2桁%の落ち込みとなった。ケミカルボンドは9.3%減、スパンレースは0.3%減とほぼ横ばい。スパンボンド・メルトブローはマスク用は伸びたが、衛生材料向けの減少などもあり、5.6%減。その他不織布と湿式不織布もそれぞれ6.7%減、6.5%減だった。

 一方、用途別にみると、最大用途の生活関連用は0.3%増の8万5437㌧、続く医療・衛生用が1.9%増の7万9006㌧と伸びた。衣料用は分母が小さいものの0.1%増の1495㌧となった。

 また、車両用は11.8%減の4万2779㌧、その他産業用は13.3%減の5万9565㌧、土木建築用が13.5%減の1万8304㌧。農業・園芸用は26.5%減の1350㌧と最大の落ち込みとなった。その他用は26.1%減の1万2677㌧。