ツジトミ/スポーツ資材など新規貢献/単体売上高30億円乗せへ

ツジトミ本社工場

 不織布製造のツジトミ(滋賀県東近江市)は2021年8月期、単体売上高で30億円乗せを目指す。連結では50億円超えを見込む。スポーツ資材や生活雑貨向けの新用途開拓が貢献しており、自動車資材やインテリア資材などの既存用途の落ち込みをカバーする。

 スポーツ資材向けの生産は昨年12月から本格化し、安定受注が見込めるという。生活資材もタワシ用が好調なうえ、スポットながらその他の大型受注も入った。

 同社が幅広い用途に展開できるのは、さまざまな長・短繊維不織布を製造するとともに、各種後加工機を有する点が大きい。国内だけでなく、中国の嘉興華麗非織布製品(浙江省平湖市)、ベトナムのツジトミ・ベトナムの海外子会社も含めた対応力が奏功する。

 生産体制の充実を図るため、国内外での設備投資も継続的に行う。昨年は中国子会社にメルトブロー不織布設備を新設。国内では4月からニードルパンチ不織布の新設備も立ち上げる。

 中国子会社は前期(2020年1~12月)、ほぼ横ばいの売上高を確保した。新型コロナウイルスの影響で前半は苦戦したが、後半盛り返した。利益は原材料価格の下落が寄与し増益だった。今期はスポーツ資材関連の生産増やフィルター関連などの拡大により、20%増収を目指す。

 また、遅れているベトナム子会社の操業は4月からを予定している。