金井重要工業/研磨材加工品を本格化/21年度からの新中計で

 金井重要工業(大阪市北区)は2021年度(22年3月期)からの新中期3カ年計画の最終年度に不織布売上高で20年度比数%増を目指す。そのために、プリント配線基板用研磨材の加工品販売の本格化に全力を挙げる。

 同社は自動車内装材、エアフィルター、たわしなどの生活資材、研磨材向けを主力に、ケミカルボンド不織布(CB)、サーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布などを製造販売する。

 研磨材は研磨粒子加工を施したCBを供給するが、ホイール状の加工品の開発にも取り組んできた。原料選定から不織布製造、製品加工まで一貫で行うのが特徴だが「需要家ごとの微妙な要求性能に合わせることに手間取ったが、新中計中で更に開発を進めながら、マーケティング活動を強化する」(安達隆久取締役不織布事業部長)ことで、本格販売に結び付ける考え。その一環で、19年に続き国際電子回路産業展「JPCAショー2021」(5月26~28日、東京ビッグサイト)に出展し、加工品の改良版を訴求する。

 20年度は自動車内装材が前期比1桁%減収もエアフィルターはほぼ横ばい、たわしなど生活資材は1桁%増収で着地する見通し。21年度からの新中計では既存用途は大きな変動はないとして、加工品販売など新規事業で上積みを狙う。同時にエアフィルターなどは海外市場の開拓も視野に入れる。