小津産業/不織布事業が寄与し営業利益倍増/21年第3四半期決算

小津産業の2021年第3四半期(2020年6月~2021年2)の連結決算は売上高299億60百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益7億3400万円(約2倍)、経常利益7億9700万円(90.4%増)、純利益5億2800万円(18.0%増)と微増収・大幅増益となった。

 不織布事業は売上高104億800万円(5.5%増)、セグメント利益4億6700万円(26.1%増)。エレクトロニクス分野が情報通信分野・製薬・車載用電子部品が堅調に推移。東南アジアの工場稼働率が復調する一方、前半は東南アジアの工場稼働率が低下。前年は新型コロナウイルス感染症の影響でクリーンルーム用マスク需要が急激に増加したことの反動等などで売上高、利益とも横ばいだった。メディカル分野は新型コロナウイルス感染症対策の衛生材料が好調推移。売上高、利益面とも前年同期を上回った。コスメティック分野では、東アジア市場向けの販売が増加に転じた一方、国内販売が低調で、増収も利益は減少した。

 不織布関連子会社では中国子会社の小津(上海)貿易は中国の工場稼働率が向上し、エレクトロニクス分野の需要が復調したが、その他分野が減速し、売上高、利益面とも横ばい。ウエットティシュ等の製造販売を行う子会社、ディプロは除菌ウエット製品が好調を維持し、売上高、利益面とも前年同期を上回った。アグリ分野を担う日本プラントシーダーは、国内外ともに販売が減少し減収減益だった。

 家庭紙・日用雑貨事業は子会社のアズフィットが新型コロナウイルス感染症の影響により、マスクや除菌製品の需要が増加。しかし、得意先の商流変更の影響を受け、売上高が減少する得意先もあり、売上高は微減、利益面は増加し、売上高は194億7200万円(2.2%減)、セグメント利益は2億2500万円(前期は4500万円の損失)となった。

 その他の事業(除菌関連事業および不動産賃貸業)は売上高は7900万円(14.5%減)、セグメント利益は3800万円(7.8%増)。

 通期ではエレクトロニクス分野が国内外とも情報通信分野・製薬・車載用電子部品向け販売が堅調に推移し、販売費及び一般管理費も低下していることから、売上高336億円(1月公表予想に比べ4億円増)、営業利益8億2000万円(1億円増)、経常利益8億9000万円(1億2000万円増)、純利益6億4000万円(1億2000万円増)に情報修正した。