カテゴリー別アーカイブ: 連載「産業資材用材料としての繊維」

連載・産業資材用材料としての繊維③/合繊メーカーの主力、高性能繊維

トヨタの燃料電池車「MIRAI」。水素タンクなどに炭素繊維複合材料を使う。

 合繊メーカーの産業資材用繊維の中で重点事業と位置付けられるのが、高強度、高弾性率、耐熱性、難燃性、耐衝撃性などを持つ、高性能繊維と呼ばれるものだ。炭素繊維やアラミド繊維などがその代表格になる。かつては高機能繊維と呼ばれていたが、昨今は吸水速乾性など機能性を付与したものを高機能繊維とし、炭素繊維やアラミド繊維などを高性能繊維と区分けすることになっている。 連載・産業資材用材料としての繊維③/合繊メーカーの主力、高性能繊維 の続きを読む

連載・産業資材用材料としての繊維②/合繊メーカー本体の繊維事業は産資主力

ナイロン66の主力であるエアバッグ

 合繊メーカーは非衣料、中でも産業資材用繊維や不織布への傾斜と強めてきた。現在、本体で衣料用繊維を手掛けるのは東レ、旭化成の2社のみ。帝人、クラレ、東洋紡、ユニチカの4社は衣料用繊維事業を商事子会社に移管している。 連載・産業資材用材料としての繊維②/合繊メーカー本体の繊維事業は産資主力 の続きを読む

連載・産業資材用材料としての繊維①/国内ミル消費量の80%強が非衣料

 繊維は一般的にファッションを中心とする衣料のイメージがある。しかし、繊維は衣料品だけでなく、幅広い用途に使われている。家具・インテリア・寝装のほか、医療資材、建築・土木資材、車両資材、衛生材料、農業資材など見えない部分も多いが、さまざまな用途に使われている。衣料分野は輸入品に凌駕されているが、衣料品以外の分野、とくに産業資材用では国産品が市場を握る。そして、国内の繊維産業において、産業資材用材料として繊維の存在感は年々、高まっている。 連載・産業資材用材料としての繊維①/国内ミル消費量の80%強が非衣料 の続きを読む